あしあと。

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少し意外? な台風対策

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台風対策

  この記事は、こんな方むけ

  物をしまったり固定するなどの基本的な対策は知っている
今よりもっと台風対策をしたくて調べても、まずは基本的なことから書かれていることが多い気がしました。

  今している対策が正しいのかイマイチ自信がもてない
機関や人によって言っていることが違うことってありますよね。

 

  急いでいる方は、目次から気になる項目に飛んでみてください。

  

まえがき

台風、怖いですよね。

近年世界各地で異常気象が報告されている中、日本でもゲリラ豪雨や猛暑などが起き、今までと様子が違ってきています。

台風に関しては、2019年9月に令和元年台風第台風15号(ファクサイ|FAXAI)が千葉県を中心に大きな被害をもたらしました。
そして10月に、それを上回る大型で猛烈な台風・令和元年台風第19号(ハギビス|HAGIBIS)が、広い地域で河川の氾濫・浸水など甚大な被害をもたらしました。

温暖化が進んで海水の温度が上昇すると台風が発達しやすくなり、日本列島に接近・上陸するリスクが高まると聞きます。

そのため、これからは以前よりももっと力を入れた台風対策をとる必要があるでしょう。

 

ここでは、私が今まで知らなかった対策や、対策だと思っていたのに実は逆効果かもしれないと知った行為についてまとめてみようと思います。

もし既に知っていることだったらすみません。

 

窓ガラスに養生テープやガムテープは効果的? 逆効果?

私は「窓ガラスに米印の形にテープを張ることは台風対策になる」とずっと思っていました。

ですが、それは逆効果だという意見を偶然目にしました。

どちらの意見が正しいのでしょう。

 

メリット

各種メディアでは窓に養生テープやガムテープを貼ることが推奨されています。

それは、窓ガラスの破片の飛び散りを抑えることに対して効果的、という観点からです。

 

ガラス屋の方が実際に、米テープを貼ったガラスとそうでないガラスを割って、効果を比較した動画をアップされていたので引用します。

これを見ると分かるとおり、テープを貼っていてもガラスは割れます。

ですが、テープを貼ったガラスのほうは、振動を与えてもほぼ破片が落ちません

対して何もしていないガラスは、揺さぶるとさらに広範囲にわたって割れてしまい、破片が落ちて周りに飛び散っています。

これは危険ですよね。

後片付けも大変です。

 

ちなみに、窓ガラスには色々種類があり、そのひとつが「網入りガラス」というワイヤー(鉄線)の入ったガラスです。

↓参考

ja.wikipedia.org

私はこれを防犯上割れにくくする強化ガラスのようなものだと思い込んでいたのですが、網入りガラスは火事などの際に火が窓から飛び出して周りに燃え移ることを防ぐ耐火用のガラス窓なのだそうです。

鉄とガラスでは熱が加わった時に膨張して伸びる割合が違い、それを利用して防火を実現しているとのことです。

なので、何だか補強されているようだから台風でも安心、というわけにはいきません。

また、縦線のみのタイプは菱タイプなどの他の種類の線入りガラスよりも弱いとのことです。

縦線タイプも以前は防火ガラスとして認められていましたそうですが、現在は性能不十分として認められていないほどです。

実際台風のような風害でも縦線タイプのものはガラスが飛び散ってしまい窓枠に収まっていないところが多かったという業者さんの意見が見られます。

 

そして、飛散防止の役割を重視するなら、米テープよりもガラス飛散防止フィルムが効果的です。

しかし結構いいお値段がするのも事実。

危険なガラスの飛び散りをできる限り抑えるにはガラス飛散防止フィルムがオススメで、なければ米印に養生テープやガムテープを貼ることがも効果的、と言えるでしょう。

大きなガラス窓だったりなど斜めにテープを貼ることが難しい場合は、縦横に格子状に貼っても飛散防止効果は得られるそうです。

 

ガラスの飛散を防ぐもう少し効果的な方法

テープを貼るだけでなく、内側からダンボールを貼るとより飛散を抑えることができるそうです。

ダンボールを窓ガラスの大きさに切り、窓枠に養生テープやガムテープで固定する方法です。

 

デメリット?

では、逆効果とする意見が問題とする点はどこなのでしょう。

ガラスの耐圧力が下がる、というエビデンス(証拠)があるとのことで調べました。

ですが「意味がない」とする論文はあるものの「下がる」とまでしているものは私には見つけられませんでした

なので、逆効果、と言い切ることは危ういかなと私は思います。

 

素人がおこなうことで圧力のかかるバランスが崩れる……ということはもしかしたら起こり得るのかもしれません。

 

ちなみに、意味がない、という点については、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)という政府機関の公告が参考になります。

台風よりも威力が強いハリケーンへの対策に関する一般人向け告知の中で「窓にテープを貼ることは時間とエネルギーの無駄、安全神話(要約)」としていますFact Sheet Hurricanes - FEMA  より)

 

結論

私が調べた限りによる結論としては

  窓に米印状にテープを貼ってもガラスを補強できないが、飛び散りを抑えることができる

  窓の補強にはならないが、耐久力を下げることもない

  時間や体力に余裕がない時に優先してやるべき行動ではないかもしれない

というところですね。

 

雨戸やシャッターがあればそれを閉めればいいのですが、マンションではそうもいきません。

手軽にできる方法として、個人的には、窓のカギを忘れずに閉めダンボールを内側から貼ってカーテンをしっかり閉める、といいかなと思いました。

 

 

屋根が飛ぶ一因は、家の中に入りこんだ風

台風で屋根が飛ばされると聞くと、あまりの風に屋根がはがされてしまう状態を想像する人が多いと思います。

もちろんそれもあるのですが、他の原因として「家の中に入った風が屋根を持ちあげて飛ばしてしまう」ことがあるのを私は知りませんでした。

 

何故内側から屋根がもっていかれてしまうのか

空気には気圧の高いほうから低いほうに流れる性質があります。

気圧の低い台風は、いわば風の吸い込み口なのです。

 

ちなみに、日本周辺の平均気圧は約1013ヘクトパスカル(hPa)です低気圧と高気圧、ヘクトパスカル より)

 

台風の中心気圧はそれぞれ、

  弱い→ 990hPa以上
  なみ→ 960~989hPa
  強い→ 930~959hPa
  非常に強い→ 900~929hPa
  猛烈な→ 900hPa未満

のように考えられているようです日本気象学会サイト内資料 より)

 

通常の気圧との差が大きくなれば大きくなるほど、空気は勢いよく気圧が低いほうに流れ、より強い風となります。

そのような強い風が窓から入りこんで、逃げ場がなかったらどうなるか。

間取りにもよると思いますが、屋根が吹き上がることもあるというわけです。

 

建物の耐風構造は、建物の中に風が入らないことを前提に考えられているそうですので、戸締りをしっかりすることが大事ですね。

24時間換気システムのある建物も多いですが、台風の時は止めましょう

 

窓が割れてしまったら

建物の中に風が入らないようにすることが大切ですが、もし窓が割れて風が入りこんでくるようだと話は少し変わります。

屋根が飛んだり家が倒れたりといった被害の拡大を防ぐために、風の通り道を作ることで被害を抑えられるのです。

割れた窓の反対側があれば、それを開けることで通り道ができます。

建物の中は風でめちゃめちゃになるでしょうが、建物自体が大きく壊れてしまうよりはマシ、ということです。

割れたガラスは危険なので、もしガラスが割れてしまったら家の中でも靴を履きましょう。

 

停電から復旧した時に火事が起きることがある

台風で飛ばされた物によって電線が切れるなどの理由で停電してしまうことがあります。

さらに、停電自体だけではなく、停電から復旧した際に起きるかもしれない通電火災も怖いです。

 

通電火災とは、停電で止まっていた家電などに電気が流れた際に傷ついた配線がショートするなどして出火することを言います。

たとえば、建物の外壁にあった配線の覆いが風でとれたり、窓が割れるなどしてブレーカーが濡れたり、電気の通り道に何か異変があると火が出ることもあるのです。

 

これに対してできることは、避難したりとその場所に誰もいなくなる時にはブレーカーを落とすことです。

 

停電した時に抜かなくていいコンセントがある

一度止まった電気が流れて家電が一気に動き出すと、ブレーカーが落ちたり、過電流によって家電が壊れてしまうことがあります。

せっかく電気が戻ってきたのに家電が壊れて使えないという事態は避けたいですよね。

 

停電したら全てのコンセントをはずす、と私は教わってきたのですが、意外にもエアコンと冷蔵庫はそのままでいいんだそうです東京都総務局総合防災部 FNN.jpプライムオンライン より)

 

床下収納の中身を取り出しておく

床下収納を保存食の収納場所にしている人も多いかと思うのですが、台風による大雨で浸水したとしたら、折角準備しておいた保存食もダメになってしまいます。

床下、というだけあって低い場所なので、他の箇所は何ともなかったのに床下収納だけ浸水してしまったケースもあるようです。

 

すぐ必要になるような数日分の非常食などは床下収納にしまわない他、前もって浸水が予想されると分かる災害の場合は都度引き上げる、というのもいいかと思います。

 

あとがき

以上、最後のほうが駆け足になりましたが簡単にまとめてみました。

もしお役に立てたとしたら幸いです。