あしあと。

重い話から軽い話まで 体験をもとにつづります

【3/3】パニック障害って何? - 予期不安・広場恐怖とは

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このページは <予期不安> と <広場恐怖> についてと 後書き です。


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予期不安

パニック発作を経験すると、

またアレが起こるかもしれない

という不安が出てきます

 

これが予期不安です。

 

パニック発作と違い、薬だけでコントロールすることは難しいと思います。

発作と発作を怖がる気持ちは別、というわけですね。

パニック発作は、そのくらい強烈な体験なのです……

 

不思議なことに、この予期不安は当たってしまう確率が高い気がします。

不安が現実化するという経験をつんでいくと、どんどん神経質になってしまう悪循環。

 

「明日友達と遊びに行くけど、アレが起きたら嫌だな」

「大事な会議、何も起こらないといいな」

なんて不安がると、実際に起きてしまいがちなんです。

 

こうなってくると、

発作が特定の状況で起こるという例外もでてきます。

 

「前この場所に来た時発作が起きたから、不安だな」

そう思ったら実際に起きてしまった、という経験を繰り返すことで

予想がどんどん確信めいたものになってくる感じです。

 

私は元々心配性だったのですが、パニック障害によってさらに心配性になっていた気がします。

でも、元々楽天的でもパニック障害によって心配性になってしまうこともあると聞きました。

性格が変わってしまう病気、とも言えるのかもしれません。

 

 

広場恐怖

パニック発作と予期不安を繰り返すうちに、

自分の意思で逃げ出すことが難しい場所にいることも怖くなってきます。

 

発作が起きた時に、避難したり助けを求められなかったらどうしよう、と考えてしまうわけです。

 

場合によっては、逃げることができるのに「逃げられない」と思い込んでしまうこともあります。

そして、そうした場面におかれることを避けるようにすらなります。

 

これが広場恐怖です。

 

こちらも、薬だけでコントロールすることは難しいと思います。

不安になってしまう気持ち、ですからね。

 

広場恐怖のとても怖いところは、

不安に思うだけではなく実際にその場面を避けてしまうことと、

だんだん不安に思う場面が増えて活動範囲がせまくなることです。

 

軽度でも、これによって生活の質が下がります

重度では、生活していくことが難しくなります

 

私は、家から1人で出られない、家に1人でいられない、というところまで悪化しました。

家から1人で出られないと、当然仕事に行けませんし、友達と遊びにも行けません

つらかったです。

 

ちなみに、

特に発症初期では、パニック障害でも広場恐怖の症状がないこともあるそうです。

なるべく早く心療内科や精神科にかかることの大切さが分かるかと思います。

 

私が特に怖かったシチュエーションは

 

・電車・車・バスなどの乗り物

・美容院や歯医者(の椅子に座ること)

・映画館などの中央の席

・会議

・周りに知り合いがいないこと

・飲食店(特に、お好み焼き屋)

・人ごみ

 

です。

 

たとえば、パニック障害の人が怖がることの多いとされる電車。

特に、急行は恐ろしいです。

電車のスケジュール通りにしか止まらないので、

その間に何かあっても降りることができません。

また、事故などで緊急停車した場合、いつ動くか分かりません。

 

……このように怖がった結果、電車には乗れなくなります

 

電車に乗れないので、他の移動手段を選ばなければいけません。

そして、車を選んだとします。

でも、よく考えたら車も不安です。

赤信号や渋滞では勝手に動けません。

……そう不安に思い始めると、車にも乗れなくなります

 

このように

もしパニック発作が起きても自分の意思でどうにかできない

または、実際そんなことはないのにそう思ってしまう場面を避けようとするあまり

できることがどんどん減ってしまうわけです。

 

ちなみに、私がお好み焼き屋を怖がるのは

一番最初にパニック発作を起こした場所だからです。

 

お好み焼き屋に行くと、今でも発作が起きます。

あらかじめ薬を飲んで挑戦しても、出てしまいます。

お好み焼き、すきなんですけどね。

 

一般的な範囲の心配ごとでも、心配しないようにと言われたってついつい考えてしまうものですよね。

それが病的になり、何度も繰り返し考え続けると、

パターンを変えることはとても難しくなってしまうわけです。

おわりに・まとめ


簡単にまとめると、


・パニック障害は様々な症状が合わさるもので、実際に身体症状も出る

 

・体の病気と思いパニック障害と気づかないこともある

 

・パニック障害という病気を知っていても、

 自分がそうとは気づかないこともある

 

・パニック発作は救急車を呼ぶほどツラく、たびたび繰り返す

 

薬があり、効果がある

 

・パニック発作は薬でコントロールしやすいが、
 予期不安と広場恐怖は薬だけでは難しいことが多い

 

・広場恐怖はない場合もある

 広場恐怖はだんだん酷くなり、生活に支障が出る

 

早く治療を始めれば始めるほど良い

という感じでしょうか。

 

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